観劇日記

観たものの忘備録的感想

雑記。今日という日。

「澄輝さやとさんから白い封筒届いたよ」


プッシュ通知に現れたこの一文。


たまたま家にいた家族が、ラインで教えてくれた。

 


「…………………そっかあ。」

 


口から漏れたのはそんな声だった。笑っていたと思う。たぶん。

 

 

 


公式発表より数時間早く知れたおかげで、ひとりで静かに向き合う時間があってよかった。発表されてからは色々慌ただしいから。

 


だけど、ラインの通知をみた瞬間は、「ああでもこの形で知りたくなかったな」とぼーっと思ってしまった。
家族は白封筒の意味を知っていたから、一刻も早く知らせないとと思ってくれたのだろうけど。
誰かに教えてもらったというのが、なんかやだった。自分で封筒を受け取るか、発表を見たかった。
あまりこういう事にこだわりのない自分が、そんな風に思う事に驚いた。
無意識に、いつか来るこの日の事を大切に思ってきたんだなって、再確認した。

 

 


退団を知って最初にした事は、なんでかわからないけれど、スマホのカメラロールをみることだった。カメラロールには澄輝さんに関する思い出がたくさんあった。遠征の写真、大好きなあき友さん達との写真、澄輝さんに送ったお手紙…
澄輝さんを好きになってからいままで、私の青春は本当に澄輝さんと共にあった。退団発表に現実感をもてなくて、ただ静かに写真を眺めていた。お仕事の休憩中だったから、とはいえ5分くらい。そして普通にお仕事に戻った。普通に、とは本当はたぶんできてなくて、どこかふわふわしていて、反対の電車に乗ったりはした。電車間違えるのは流石に自分でも「お約束すぎるだろ…」て思った。

 


夜。大好きなあき友さん達が会ってくれた。お顔をみてまず抱き合った。
そしてとりあえずごはんを食べた。ちゃんと食べるの大事。
今日という日に会ってくれた事、本当に感謝しています。
一緒にいてくれてありがとう。楽しく笑って今日を過ごさせてくれてありがとう。そしてハッピーな写真がまたカメラロールに増えました(笑)

 

 


そんな一日でした。
宝塚で誰かの「ファン」になったのは澄輝さんがはじめてで。
右往左往しながらお友達と楽しく過ごして気づけば数年。どこを思い出してもハッピーな思い出しかなくて。ぜんぶ大好きで。


そんな方の退団発表の日。
まだ一度も泣いていないのだけど、やっぱり気持ちが追いついていないのかな。
初日前にどこかで気持ちを落ち着けたいな。

 


ここから自分がどんな気持ちで千秋楽まで過ごすのか正直ぜんぜんわからないのだけど、
きっとぜんぶぜんぶ幸せな思い出になるんじゃないかなあ。そういう方だもの。

 


千秋楽のその日まで、みんなが清々しい気持ちで走り抜けられますように。